今回は大人気スマートバンドのXiaomi Smart Band 8をレビューしていきます。
値段と機能性を考え最もコスパに優れているものはどれかと言われたら自分はこちらのXiaomi Smart Bandシリーズと答えます。
ただ今作もそうだと言えるかどうかレビューしていきます。
目次
Xiaomi Smart Band 8の箱の中身
- スマートバンド本体
- 充電ケーブル
- 説明書
いつも通りシンプルな中身です。
事前情報ですがこちらはアリエクスプレスで5500円で購入しました。
安くていいじゃんと思われるかもしれませんがこちらは中国版です。
撮影時点では日本語版が発売されていなかったのでやむなく中国版を購入しました。
海外ECサイトを使う際の注意点としてはこのように箱がベコベコに潰れて届くという点です。
もうちょっと丁寧に扱って欲しいですが製品自体には影響はなく普通に使用できます。
中身は本体、説明書、充電ケーブルです。
Smart Band本体も充電ケーブルも本当にコンパクトなので持ち運部には便利です。
Xiaomi Smart Band 8の外観
まず相変わらずめちゃくちゃ軽いというのが第一印象です。
バンドが外しやすいように進化しました。
しかも今作からはレザーバンドのして楽しんだり、ネックレスとして着用したり、はたまた靴のバックルに付けて楽しむこともできます。
見た目はサイド部分がメタリックな見た目になって新型の方が質感がかなり増しています。
Xiaomi Smart Band 8のスペック
高品質ディスプレイ
ディスプレイ性能が非常に素晴らしいですよね。
1.62インチのAMOLEDタッチスクリーンが搭載されており、326ppiと非常に綺麗です。
加えて今作はリフレッシュレートが60Hzとスマホ並みの滑らかさを実現しています。
リフレッシュレートとは1秒間に何回画面が書き換わるかを示した値で数字が高ければ高いほど滑らかな画面性能を示しています。
Xiaomi Smart Band 8の文字盤
なんと200種類あります。
一部文字盤をご紹介します。
デザインも良いです。
いろんな表情を見せてくれます。
ゲーム文字盤もあります。
バンドタイプなのにゲーム文字盤にも対応しているなんてさすがですよね。
こんな小さなデバイスなのに実力は本物です。
なんだってできちゃいます。
ディスプレイ
常時表示対応
今作も常時表示に対応しています。
以前は珍しかった機能ですが最近は常時表示も搭載していて当然と言う感じになってきましたね。
非常に便利です。
輝度が自動調整
500→600nitsと明るく進化しました。
ついにSmart Bandシリーズも自動輝度に対応しました。
これずっと非対応だったのですが今作からついに自動調整に対応しました。
ふーんと流してしまいそうな情報ですがラウンドタイプやスクエアタイプのスマートウォッチと違ってバンドタイプのスマートウォッチはずっと自動輝度機能は非搭載でした。
なのでスマートウォッチはずっとレビューしてきた自分にとってはかなり衝撃の進化です。
それだけこのSmart Bandは革新的ということです。
ワークアウト
120→150種類に増加しました。
これだけあればきっとみなさんが普段しているワークアウトが見つかりますし、この中から新しい運動を始めるなんてことも面白いと思います。
これがきっかけでみなさんはより健康的になるかもしれません!
ランニングビーンモード
今作は公式から出ている靴にはめるアクセサリーを用いることによりランニングやウォーキングに特化したモードに変更できます。
靴のバックルにつけるからこそストライド関連の情報や地面衝撃力などの詳細なワークアウトデータも収集できるようです。
またネックレスとして使用することもできます。
使用方法が増えて嬉しい新機能だと思います。
計測精度
歩数
- オムロンの歩数計と比較
- 誤差10%以内なら合格
- 歩数計 4733歩
- Xiaomi Smart Band 8 5002歩
誤差5.4%と非常に優秀な歩数精度です。
心拍数
高性能心拍数センサーPOLARと比較
概ね一致しており正確です。
心拍数精度も優秀です。
睡眠計測
夜間のみならず日中の仮眠も測定可能です。
入眠時間と起床時間いずれも正確に記録されていました。
計測項目
- 深い睡眠
- 浅い睡眠
- レム睡眠
- 目覚め
また睡眠中の心拍数や血中酸素飽和度の計測もしてくれます。
睡眠計測精度も非常に良くてさすがXiaomi製だなと感心しました。
バイタリティ機能
以前のモデルに合ったPAI機能が今作はありません。
代わりにこちらのバイタリティ機能というものが追加されました。
こちらも1週間の合計スコアとして100点を目指すものでPAI機能と酷似しています。
イベント
この機能があれば予定もしっかりXiaomi Smart Band 8で把握できます。
ポイントはスマホのカレンダーと同期可能という点です。
これまでGoogleカレンダーなどで予定を把握していた方も同期可能なので非常に便利な機能として活躍すると思います。
バッテリー
前作から180mAh→190mAhに進化しました。
しかも急速充電対応です。
2倍の早さになったので1時間あれば満充電できます。
- 通常使用16日間
- 常時表示6日間
実際に使用してみたところ1週間前後持ちました。
公称値ほどは持続しませんが1週間は大丈夫なので大満足です。
不満点
LINE返信できない
残念ながら現時点ではLINE返信非対応でした。
ちなみに前作のXiaomi Smart Band 7はLINE返信できたので改悪ということで非常に残念です。
Zepp Life非対応
今後どうなるのかわかりませんが現状Zepp Lifeアプリは非対応です。
これはマジで残念です。
Mi FitnessではなくZepp Lifeを使っていた方も多いのではないでしょうか。
自分もその一人です。
スマートウォッチに慣れている人はZepp Lifeアプリの方が使いやすいと思います。
Mi Fitnessはシンプル過ぎて面白みに欠けます。
ただ初めて使う人にとってこれくらいシンプルなアプリの方が適していると思います。
PAIがない
一応PAIにほとんど似た機能としてバイタリティ機能が搭載されていますが、これまでずっと使い慣れてきたPAI機能が非搭載です。
XiaomiのSmart Bandシリーズといえばこの機能でした。
PAIとは100点のスコアを目指して1週間健康生活を図るという機能です。
毎週100点目指してワークアウトに挑戦したりするのが楽しかったのでこれが無くなったのはちょっと残念です。
ただ新しくバイタリティ機能が加わったのでしっかりカバーできてます。
買い換える価値あるか
日本語版が発売されたら前作からの乗り換えはありです。
というのもまず前提としてXiaomi Smart Bandシリーズは安くて高性能が売りのスマートバンドです。
つまり手軽に買い換えしやすいモデルです。
これがアップルウォッチのように5万円くらいするものであれば多少進化した程度で気軽に買い換えはお勧めできません。
その点はこちらは一万円以下と買い換えしやすい価格です。
もっと具体的にいうと見た目、画面性能、充電という3つの観点から買い換えがおすすめと判断しました。
まず見た目は明らかに新型の方が質感がアップしていてかっこいいです。
加えてバンドも上下それぞれが独立して外れるので付け替えがしやすいモデルになりました。
実際使うかどうかは分かりませんが靴に付けたり、ペンダントとして付けたりと拡張性もアップしました。
画面性能は輝度が前作よりも100nits上がったことに加え自動で輝度調整してくれるようになったのが一番大きいです。
周囲の環境光に合わせて自動で輝度を合わせてくれるのは目にも優しいので長期使用に適しています。
そして充電に関しても急速充電に対応したのはありがたいです。
充電が短時間で済むのは充電を手間に感じる人にとっては本当に助かります。
事前に自分で文章を設定する必要がありますし、臨機応変に返信文を打てるわけではありません。
つまり事前に設定しておかなければAndroidスマートウォッチのように自由に返信文を入力できるわけではありません。
LINE返信できないこと自体は非常に残念ですが、そもそも自由自在に返信できるわけではないので言うほどLINE返信ができなくても不便とは感じません。
PAIについても代替機能であるバイタリティがあります。
そのため上記メリットとデメリットを比較した結果自分は買い換えの価値はあると判断しました。
またアップデート次第であらゆる不満点が改善される可能性も十分にあります。
そこがXiaomiの良いところですよね。
Xiaomi Smart Band 8のレビューを動画で見てみる
まとめ
確かにLINE返信やPAI機能がないといった不満点はありますが、Smart Bandシリーズでの返信方法は定型文からの選択です。
- 今作はデザイン性が向上
- 自動輝度対応
- 急速充電対応
- LINE返信は不可
- メリットとデメリットを比較すると買い換えの価値あり
やっぱり今作も抜群の完成度
今作は前作から色々と進化しました。
対応アプリがMi Fitness一択になったことでSmart Bandシリーズファンの中には落胆された方もいるかもしれません。
しかし自動輝度や急速充電、デザイン性の向上など十分な進化を遂げています。
現状スマートバンド界の中ではこれが最強だと感じています。
なんとなく今年1のコスパモンスターはこちらになるような気がするくらいの高い完成度です。
たくさんありすぎるスマートウォッチやスマートバンドの選択に悩んでいるならとりあえずこれを買っておけば間違いという位置付けのスマートバンドです。
ただ言語問題の関係で中国版を購入することはおすすめしないので日本版が発売されるのを待ってから購入することをおすすめします。