コスパの良いスマートバンドとして常に名前が挙がるのがXiaomi Smart Band 7とXiaomi Smart Band 7 Proです。
普通ならどっちか一つ選べと言われたら上位モデルであるPro版を選択すると思いますが、実際に両方使用した自分はそうではないということを今回ご紹介します。
目次
Smart Band 7(miband7)とSmart Band 7 Proの違い
miband7 | miband7pro(中国版) | |
重さ(本体のみ) | 13.5g | 20.5g |
画面サイズ(インチ) | 1.62 | 1.64 |
返信 | ○ | × |
ワークアウト | 120種類 | 117種類 |
健康評価システム | ○ | × |
エネルギー(回復レベル) | ○ | × |
位置測位 | × | ○ |
実際のバッテリー | 約5日間 | 約5日間 |
値段 | 6990円 | 8580円 |
Smart Band 7(miband7)とSmart Band 7 Proの共通点
miband7 | miband7pro(中国版) | |
防水 | 5ATM | 5ATM |
SPO2 | ○ | ○ |
ストレス計測 | ○ | ○ |
睡眠計測 | ○ | ○ |
心拍数計測 | ○ | ○ |
音楽コントロール | ○ | ○ |
天気予報 | ○ | ○ |
Smart Band 7(miband7)とSmart Band 7 Proの計測精度を比較
歩数
Smart Band 7(miband7) 誤差 6%
Smart Band 7 Pro(miband7pro) 誤差4.6%
結果心拍数精度はSmart Band 7 Proの方が若干優秀です。
心拍数
miband7
miband7pro
どっちが優秀か判断しづらいです。
心拍数精度は両者同一という結果です。
睡眠計測
miband7
計測可能項目
miband7pro
ただmiband7で可能だった呼吸スコアの記録機能はありませんでした。
Smart Band 7のメリットとデメリット
Smart Band 7のメリット
PAI機能搭載
- PAIスコアは1週間の合計スコアが100以上に維持できれば生活習慣病のリスクを大幅に軽減できることが実証されているスコア
- 性別、年齢、心拍数データ、ワークアウトデータなど総合的に判断してスコア化
この機能があるかないかはかなり大きいです。
XiaomiやAmazfitのスマートウォッチはこのPAI機能があるからこそ購入する価値があるとさえ言えます。
それくらい健康管理には欠かせない健康機能です。
安い
miband7の方がPro版よりもずっと安いのでお財布に優しいです。
かといって機能性が悪いというわけではないのがmiband7のすごいところです。
Smart Band 7のデメリット
数字以上に画面サイズに差を感じる
たった0.2インチの違いなのにそれ以上にPro版の方が大きくて見やすいように感じます。
位置測位機能非搭載
Pro版にはあってmiband7にはない圧倒的デメリットが位置測位機能です。
精度が悪いとかそういうレベルではなくmiband7はそもそも位置測位機能非搭載です。
位置情報も記録したい人にとっては大きなマイナスポイントです。
Smart Band 7 Proのメリットとデメリット
Smart Band 7 Proのメリット
位置測位機能搭載
位置測位機能はmiband7Proの最大の強みです。
しかも単なる位置測位機能ではなく5サテライトシステムという点が大きなアドバンテージです。
つまり位置計測精度が超優秀ということです。
去年だったら5サテライトシステム搭載のスマートウォッチなんていったら3~4万円するハイエンドモデルにしか搭載されていなかったのですが、それがかなり安くゲットできます。
画面が大きくて見やすい
このバンドタイプとスクエアタイプの中間のサイズ感の形は大きすぎず小さすぎないという絶妙なサイズ感を実現できています。
画面サイズはそこそこ大きいので見やすいにみ関わらず本体の重量は軽いという良いことばかりなデザインです。
miband7と比べると見やすくておすすめなサイズ感です。
Smart Band 7 Proのデメリット
PAI機能がない
7日間のトータルスコアを100以上に維持できれば生活習慣病のリスクを大幅に軽減できることが実証されているスコア機能です。
性別、年齢、心拍数やワークアウトを基準にスコアが算出されます。
ノルウェー科学技術大学の医学部の研究データ分析に基づくスコア機能で信頼性も高いです。
XiaomiのスマートウォッチなのにPAI機能がありません。
これは由々しき事態です。
先ほど言った通りPAI機能があるからこそXiaomi製スマートウォッチを買う価値があるとさえ思います。
それくらい重要な健康管理機能が非搭載なのはあまりに大きなデメリットです。
LINE返信機能がない
miband7はAndroid限定ですがZeppアプリでペアリングすることでLINE返信も可能です。
しかしPro版ではZeppアプリでペアリングできないのでLINE返信もできません。
エネルギー(回復レベル)機能非搭載
miband7には搭載しているVO2maxなどのエネルギー関連機能もPro版にはありません。
GPSデータの詳細を本体のみで確認できない
せっかく超高性能GPS機能が搭載されているのにウォッチ本体では地図なしの軌跡が表示されるだけでより詳細なデータの確認はできません。
もちろんアプリで詳細データを見ることができますが、最大の強みであるGPSデータの確認をもっとウォッチ本体で確認できると良かったのです。
Pro版の良さをもっと出せたはずなのにそれができておらず残念でした。
結局どちらがおすすめ
miband7です。
正直Pro版は期待が大きすぎただけあって期待ハズレでした。
自分が昔から推しまくっていたmiband7に超高性能位置測位機能が追加されたモデルとしてmiband7Proが発売されると思っていました
しかしハッキリ言ってしまうと長期使用するにつれてmiband7の良さを全然継承していないと感じるようになりPro版と名乗っておきながらmiband7よりも劣っていると感じてしまいました。
自分がスマートウォッチを装着する目的は健康管理なので、PAI機能やエネルギー関連機能を搭載していないPro版よりもmiband7を選んだ方が良いです。
しかもmiband7の方が安いですし、Pro版と違って日本語版も発売されているので言語問題もありません。
なのでmiband7とmiband7Proで迷っているのなら自分のおすすめは圧倒的にmiband7です。
ただ一部例外があってスマートウォッチを装着する目的が健康管理ではなくランニングなどのワークアウトデータ収集目的であるならば優秀な位置測位機能搭載のPro版がおすすめです。
皆さんの目的に応じてベストなスマートウォッチを選択してください。
この動画を見てそれでも迷ってるという人がもしいるのならmiband7の方が一般的に多くの人にはおすすめということだけは言っておきます。