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Xiaomi Smart Band 7 Pro(miband7pro)GPS搭載のおすすめスマートウォッチレビュー

今回はXiaomiの新作スマートウォッチSmart Band 7 Pro(miband7pro)のレビュー記事です。

Xiaomiといえばおすすめの人気スマートウォッチに常にランクインしてくるコスパに優れたスマートウォッチを発売しています。

XiaomiのSmart Band 7 Proがどれくらいの完成度なのかしっかりレビューしていきます。

こんにちは、リーです。ツイッターYouTubeインスタやってます。問い合わせはこちらです。

特徴

  • 一万円以下と手頃な値段
  • 1.64インチと大画面
  • 各種健康機能全て搭載
  • 5サテライトシステム搭載の位置測定
  • 機能性を考えるとかなりコスパが良い

スペック(miband7と比較)

miband7miband7Pro(中国版)
画面サイズ1.621.64
解像度(ppi)326326
重さ13.5g20.5g
バッテリー180mAh235mAh
防水5ATM5ATM
スポーツ120種類117種類
心拍数
血中酸素飽和濃度計測
ストレス計測
常時表示
GPS×
価格6990円8000円

Smart Band 7 Proの外観

見た目はもうmibandというより普通のスマートウォッチです。

ボタン一つで簡単に装着できる手間いらずなバンドから普通のバックル付きのバンドになりました。

個人的には付けやすさや小ささにmibandの魅力を感じていたので少し残念です。

またこういったタイプのスマートウォッチにはサイドボタンがあるので一般的ですがmiband7proにはサイドボタンがありませんでした。

一気にホーム画面まで戻れるのであってもいいのにと思いますが、その分デザインとしてスッキリしており見た目はスタイリッシュでカッコイイです。

画面サイズはmiband7proの方がやはり見やすくpro版の大きなアドバンテージです。

見た目の高級感もやはり無印版に比べるとpro版の方が遥かに纏っています。

Smart Band 7 Proの外観の完成度は一万円以下とは思えず、かなり高いです。

5サテライトシステム搭載

一万円以下で高精度の測位システム搭載です。

普通は1万円以下のスマートウォッチのGPS精度は↑これくらいです。

1枚目の位置精度写真(7Pro)と2枚目の位置精度写真(Realme watch 2pro)を見比べればどれだけ7proが優秀か分かると思います。

こんなの出されたら他のメーカーは太刀打ちできません。

HUAWEI BAND 6PROもHUAWEI BAND 7もSmart Band 7 Proと形も価格はほぼ一緒ですがそもそも位置測定機能は搭載していません。

しかもSmart Band 7 Proの凄いところは5サテライトシステムというところです。

普通だったら一万円以下ならあってもGPSだけだったりと形式的に搭載されているだけで精度はそこまで高くないはずですが、Smart Band 7 Proは北斗、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS(みちびき)を搭載しています。

はっきり言って価格破壊です。

コスパがどれだけ良いスマートバンドがこれだけで分かると思います。

そしてこれがSmart Band 7 Proの最大の強みであり特徴です。

Smart Band 7 Proの豊富な文字盤

大きくて綺麗なディスプレイに進化したと同時に文字盤の種類も豊富です(Androidを使ってます)。

全部無料なのが良いですね(HUAWEIは有料のものも多い)。

血中酸素飽和濃度常時計測など安いのに多機能

  • 心拍数モニタリング
  • 睡眠モニタリング
  • SPO2常時計測
  • ストレス計測
  • 呼吸訓練
  • 通知
  • 天気
  • 時計
  • アラーム
  • 女性の健康管理機能
  • タイマー
  • ポモドーロタイマー
  • 懐中電灯
  • 音楽コントロール

一万円以内でこれだけ多機能です。

常時表示対応

前作からの大きな進化ですね。

ついに一万円以下のスマートウォッチでも常時表示が可能になりましたね。

少し前まで2~3万円するスマートウォッチでないと搭載されていませんでしたが、今や一万円以下でも普通に常時表示機能も搭載されており、ただただ驚くばかりです。

これ一つとってもコスパが良いと言えますね。

Smart Band 7 Proの計測値の精度

歩数精度

  • オムロンの歩数計と比較
  • 誤差10%以内なら合格
  • miband7pro 4034歩
  • 歩数計 3855歩

誤差わずか4.6%です。

心拍数精度

高性能心拍数センサーPOLARと比較

若干荒いもののデタラメな計測精度のスマートウォッチがたくさんあることを考慮すると7Proの計測値の正確性は高い部類に入ります。

心拍数精度も全く問題ありません。

睡眠計測精度

入眠時間、起床時間は正確に記録されていました。

眠りの深さ、浅さ、レム睡眠の記録をしてくれます。

睡眠計測精度も全く問題ありませんでした。

Smart Band 7 Proでもその日の睡眠情報の確認ができます。

ただmiband7で可能だった呼吸スコアの記録機能はありませんでした。

LINEなどの通知表示

日本語のみならず英語にも対応しています。

小文字や大文字も問題なく表示できています。

スポーツモードが大幅に進化

スポーツモードは117種類と豊富にあります。

最近一万円以下でもスポーツモードの豊富なスマートウォッチが増えてきてますがmiband7proもその流れを汲んでいますね。

手頃な価格だからといって馬鹿にできない次元にきていますね。

接続が安定

miband6まではBluetooth5.0に対応していましたが7ProはBluetooth5.2にパワーアップしたのでスマホとの接続安定性が上がりました。

ただ接続の安定性についてはmiband7もmiband7proも同じBluetooth5.2に対応しているのでどちらを買っても接続の安定性は同じなので安心です。

他者と比べて比較的Xiaomiのスマートウォッチは接続が安定していますが、さらに良くなったということで嬉しい進化ですね。

実際のバッテリー

公表では15日間となっていますが、各種機能をON(ストレスモニタリングや心拍数計測)で計測してみたところ4~5日程度でした。

バッテリーは標準的なスマートウォッチでした。

不満点

中国版は買うな

言い換えればこれを見ている皆さんは日本語版を待ちましょう。

中国版は以下のような欠点がありました。

  • 地域設定を中国にしないとペアリングすらできない
  • スマホの言語設定が日本語だと7Proのメニュー表示は中国語表示になる

つまり普段通りスマホの言語モードが日本語だと7Proのメニュー表示は英語表示すらできず中国語でしか表示できません。

なので日本語版が発売されるまで待つべきです。

ただ記事作成時点(2022/07/20)におけるメニュー表示の言語問題であり、アップデートで改善される可能性も十分あるのでその点はご了承ください。

PAI機能がない

XiaomiやAmazfitのスマートウォッチにこれまで搭載されてきた健康評価スコア機能であるPAI機能がありませんでした。

miband7には搭載されていますがmiband7proにはなぜかありません。

このPAIスコアは1週間の合計スコアが100以上に維持できれば生活習慣病のリスクを大幅に軽減できることが実証されているスコアです。

性別、年齢、心拍数データ、ワークアウトデータなど総合的に判断してスコア化されます。

これまでPAIスコアを基準に健康管理してきた人も多いと思いますが、そういった方にはおすすめできません。

対応アプリがMi Fitnessのみ(Mi FitnessとZepp Lifeの違い)

miband7ならMi FitnessだけでなくZepp Lifeアプリでもペアリングすることができます。

実は両者のアプリは微妙に異なっています。

Mi Fitnessの特徴

  • LINEのクイック返信に対応
  • 常時表示文字盤がダウンロード画面に表示されない

Zepp Lifeの特徴

  • LINEのクイック返信に未対応
  • 常時表示文字盤がダウンロード画面に表示される

個人的にはMi FitnessよりもZepp Lifeの方が多くの人にとって役立つと思います。

miband7ならどちらのアプリを使うか選択できるにも関わらずmiband7proはそれが選択できずMI Fitness一択に限られています。

ただこのアプリの特徴も記事作成時点(2022/07/20)における情報であり、今後アップデートで改善され両者の差異はなくなる可能性も十分あるのでその点はご了承ください。

運動機能が若干弱い

miband7には搭載されている回復レベルやVO2maxなどエネルギー関係の機能がmiband7proには搭載されていません。

全体的に言えることですがmiband7proはmiband7にGPS機能が搭載されてスマートバンドと捉えるよりも別物のXiaomi製のスマートバンドと捉えた方が正確な表現だと思います。

どんな人におすすめ

  • スマートウォッチ選びで失敗したくない人
  • 機能性を重視する人
  • 位置測定精度を重視している人
  • コスパに優れたスマートウォッチを探してる人
  • ただ日本語版が発売されるまでは待ちましょう

動画でXiaomi Smart Band 7 Pro(miband7pro)のレビューを見てみる

まとめ

miband7proはmiband7にGPS機能が搭載されてスマートバンドと捉えるよりも別物のXiaomi製のスマートバンドという印象でした。

そして実用性重視ならmiband7で見た目と位置測定重視の方はmiband7proが適していると思います。

なぜならmiband7ならPAIスコアや回復レベルなどエネルギー機能が搭載されている一方でmiband7proは大きなディスプレイにスタイリッシュで高級感のある見た目にGPS搭載スマートバンドと言えるからです。

両者は明確に異なる特徴を持ったスマートウォッチなので目的に応じて合う合わないがあります。

ただ一つだけはっきり言えることは両者とも今年のコスパ最高スマートウォッチの代表スマートウォッチということです。

どちらを買っても後悔することはまずないので安心してご購入ください。