Google Wear OS内蔵というAndroidユーザーにとってかなり嬉しい新作スマートウォッチTicWatch Pro 5をレビューしていきます。
TicWatchシリーズと言えばWear OS搭載なのにバッテリーが長持ちというパワフルスマートウォッチです。
今作はどんな進化を遂げたのか見ていきます！
目次
特徴
- 最新のSnapdragon W5＋ Gen 1スナップドラゴンエイト ジェンワンチップ搭載
- 高性能バッテリー
- 高速充電対応
- 回転式クラウン搭載
- Google Play搭載
スペック
| ディスプレイ | 1.43インチ |
| OS | Wear OS 3 |
| サイズ | 5.01×4.8×1.22cm,44.35g |
| バッテリー(公称値) | 最大80時間,省電力45日間 |
| チップ | Snapdragon W5＋ Gen 1 |
| ストレージ(メモリ) | 2GB RAM/32GB ROM |
| 返信機能 | ○ |
| 電話 | ○ |
| 防水 | 5ATM |
| GPS機能 | ○ |
| 睡眠計測 | ○ |
| 運動モード | 100種類以上 |
| Googleアシスタント | ○ |
| アプリ追加 | ○ |
| 値段(税込) | 49999円 |
注意点ですがこちらAndroidスマートフォンのみの対応でiPhoneユーザーの方は残念ながら使えないので注意してください。
外観
割と大きめで重厚感があります。
ただAndroidスマートウォッチは本当に大きくて厚さもあるものばかりなので、Androidスマートウォッチの中では薄い部類だと言えます。
ベルトはこんな感じです。
これまでTicWatchのベルトの幅は20mmもしくは22mmのものが多かったのですが今作のものは24mmと一番幅のあるタイプが採用されています。
質感も悪くなくしっかり腕にフィットします。
ではディスプレイを見ていきます。
1.43インチでゴリラグラスという耐久性の高い素材が使われているので多少ぶつけても傷つきません。
ゴリラグラスのような耐久性が売りの素材は基本的にはハイエンドモデルのスマートウォッチにしか使われないので他のスマートウォッチとは明確に区別されたプレミアム感を纏っています。
加えて指紋防止コーティングもなされています。
さらにアメリカの軍事規格810Hに対応しているので耐久性は本当にすごいです。
熱、衝撃、水、埃、湿気とあらゆる外的要因にも耐えうる頑丈さです。
見た目は割とカジュアルなのに中身はガッツリアウトドアウォッチと言えるほど頑丈です。
最新チップ搭載
電力、パフォーマンス、性能、サイズ全て大きくパワーアップしました。
Androidスマートフォンはどうしても動作がもっさりとしがちですがTicWatch Pro 5は最新チップのおかげで快適に動作します。
さすがのチップ性能です。
二層ディスプレイ
バッテリーが長時間持つような二層ディスプレイ構造になっています。
OLED＋カスタマイズダイナミックカラフルバックライトFSTNスクリーンと二層になっており通常の消費電力のものと消費電力の少ないディスプレイがそれぞれ搭載されています。
操作する時は高性能ディスプレイで、そうでない場合は消費電力の少ないディスプレイを表示することで節電するというわけです。
バックライトは好みの色に設定で変更可能なのも嬉しいですよね。
なんと18色もあります。
このおかげで消費電力の無駄をカットできるのでAndroidスマートウォッチの割には高性能バッテリーを実現できています。
この仕組み素晴らしいですよね。
Andoridスマートウォッチの欠点としてバッテリー性能の弱さが一番に挙げられますがTicWatch Pro 5はしっかりその弱点に向き合い改善がなされています。
文字盤
なんと驚異の1000種類以上のウォッチフェイスから選ぶことができます。
1000種類ですよ。
一部文字盤をご紹介します。
健康機能フル搭載
歩数や心拍数、SPO2、ストレス計測など基本的な健康情報を知ることができます。
さらに今回良いなと思ったのはワンタップで5つの健康情報を一気に計測できるワンタップ健康機能が搭載されていることです。
具体的には心拍数、血中酸素、呼吸、ストレス、心臓の状態の5つです。
めちゃくちゃ便利ですよね。
これはすごい。
ただこれだけ計測項目が多いので計測時間が90秒もかかるという点だけは注意しておいて下さい。
睡眠機能
入眠時間、起床時間いずれも正確でした。
ウォッチ単体でも確認できます。
ご覧の通り睡眠情報がカラフルに表示されていて非常に見やすいです。
睡眠時の心拍数や血中酸素飽和度も計測してくれます。
全体的にアプリのデザインが良く非常に見やすい点が気に入っています。
ワークアウト機能
ワークアウトモード
まず前提としてあらゆるワークアウトに耐えられる丈夫なウォッチです。
ミリタリースタンダード810Hとあらゆる衝撃に強くかなりの丈夫さを誇っています。
防水性能については5ATMに対応しているのでウォッチを付けたままプールで泳ぐこともできますし、手洗いや汗にも対応しているので水没してしまうことはありません。
安心ですね。
そしてワークアウトの種類は100種類以上とかなり豊富です。
高強度インターバルトレーニングやヨガなど皆さんに適したワークアウトモードが必ず見つかると思います。
また回復時間や最大酸素摂取量も確認できるので自分に合った適切なワークアウトが可能です。
コンパス機能搭載
コンパス機能を使えば皆さんを目的地に導きます。
起動方法も簡単で使い勝手も良いです。
バロメーター
山登りやクライミングなどのアウトドアスポーツに役立つ気圧と高度の変動を線形グラフで正確に表示します。
バックライト
面白いと思ったのが運動中は心拍数の変化に合わせ6色のバックライトが皆さんの状態を表します。
GPS精度
GPS,GLONASS,Galileo,QZSS,Beidouの5つに対応しています。
つまり位置計測も高精度です。
ここまでの説明でお分かりの通りこれでもかとたくさんの機能が詰め込まれてます。
本当に多機能スマートウォッチです。
通知
こんな感じで画面も大きいので通知内容は非常に見やすいです。
Androidスマートウォッチの最大の強みは他のスマートウォッチができない機能を当然のように搭載していることです。
普通ならLINEは返信できるけどメールはできないだったり、そもそも通知のみで返信機能が非搭載だったりしますがTicWatchは当然のように両方に対応しています。
さらにすごいのが音声入力もできることです。
聞き取り精度もかなり高いので実用性もあります。
TicWatchシリーズはマイク性能も非常に良いので音声入力はかなりのストロングポイントです。
ここまで使い勝手が良いと腕時計タイプのスマホみたいですよね。
Googleサービスに対応
Google Fit、YouTube Music、GoogleマップといったGoogleサービスを全て利用可能です。
Google Playからアプリケーションをインストールして、あなただけのスマートライフを実現します。
操作感
高性能チップを搭載しているので操作感は抜群ですね。
これだったら長期に渡ってストレスなく快適な操作を実現できます。
しかも今作はサイドボタンが回転式クラウンになっているのでスワイプ操作に加えてさらに操作しやすくなりました。
ちょっと指が汚れていたり感覚的にスワイプしたいと思った時にサッと動かせるこのクラウンは使い勝手がかなり良いです。
バッテリー
公称値
- スマートモード最大80時間
- 省電力最大45日間
実際のバッテリー
3日目の途中でバッテリーが切れました。
Androidスマートウォッチは1日持続しないものばかりなのでTicWatch Pro 5凄いです。
また急速充電に対応してるのでわずか30分間で50%の充電が可能です。
最高なハードウェアに最高なチップ
もうお分かりの通りwear OS搭載はあまりに強いです。
この小さなデバイスに最高なチップが入っているのであらゆる機能がてんこ盛りです。
最高なチップのおかげで操作感もサクサクで快適です。
不満点
サイズが割と大きい
大きい人なら全然問題ないですが細身の男性だとちょっと大きいかもしれません。
重さもしっかりあるのでお世辞にも軽いとは言えません。
ただこれはちゃんと理由があるので仕方ありません。
軍事規格を通るほどの頑丈さを売りにしているのがTicWatch Pro 5です。
安い素材は使用しておりません。
どれも耐久性のあるしっかりとしたものが使われているのでどうしても重さが出てしまいます。
プレミアム感は増しているので質感自体は本当に素晴らしいです。
できることがありすぎる
TicWatch Pro 5はかなりカスタマイズ性があります。
Playストアを用いて自分の好きなアプリをインストールしたり削除したり自由自在です。
ただカスタマイズ性がありすぎる分、ガジェットが苦手な人には少し操作が難しいかもしれません。
もちろん色々カスタマイズするのが好きな人であれば全く問題ありません。
自分はこういった一台で色々できるものが大好きなのでTicWatch Pro 5を触っていて飽きることはなくかなり気に入っています。
TicWatch Pro 5のレビューを動画で見てみる
まとめ
- google wear OS搭載でなんでもできる
- 現行最先端スペックで多機能高性能スマートウォッチ
- 色々できてそれに耐えうる最高なハードウェアに最高なチップが搭載
- あまりにできることが多すぎるため機械が苦手な方には使いこなせない可能性あり
- ガジェット好きな方や多機能かつ高性能なスマートウォッチを求めている方にはまさに希望通りの完成度
